主婦業のあり方 7
これと同じ取り扱い方をしているのが、六年上(学校図書)にのっている「わたしは、かもめ」ー女性宇宙飛行士―の話で、「打ち上げの日の宇宙服は、男とはやや異なっていて、左胸に白いはとがししゅうされていた」とか「テレシコワさんが飛行を終え、宇宙服をぬいで、ふつうの女性の姿にもどり、青い服に大きな花たぽをだいて、飛行機からおりてきた」とか短い話の中に、テレシコワさんの服装についてくわしくふれ、宇宙飛行もするけれども女らしいのだと強調している風です。
ここでも、学習のてびきで、「テレシコワさんの女性らしさをえがいている部分はどこか」とわざわざ設問しています。
そこで、子どもたちが将来のゆめを語り合う「ぼくのゆめ、わたしのゆめ」(六年下、学校図書)でも、男の子は、宇宙ロケットの研究やひとりひとりが親切な心をもつようにして一日も早く明るい社会を作りたいというのに対し、女の子は、音楽が好きだから作曲家に、幼い時から人形遊びが好きだったから看護婦さんと、女の子のゆめは、一定の枠ぐみの中に留まっているようです。
こうして、小学校の国語教科書にみられる家庭像は、すでにのべた、政府の家庭対策の枠ぐみの中に、ちんまりとはまりこんでいます。
教科書というのも、何らかの意図が隠されていそうですね。