主婦業のあり方 2
これは、他の教科書にもあてはまるのかも知れないが、学習の対象となる生徒の性別は、男女半々、教師も、小学校では、女教師が半数を越える所が多いというのに、これでは、男女平等を標榜する民主教育の上からも、疑問を感ぜずにはいられませんでした。
こうした性格を反映してか、これらの教科書に登場する家庭像、母親像、ひいては男の子像、女の子像には、一貫して、男性の期待する家庭や母親への期待が、色濃く浮かび上っているように思います。
まず、これらの教科書に登場してくる母親像と、それとうらはらの関係でえがかれている父親像をみましょう。
母親については、ほとんどが家にいて料理をしたり、おつかいに行ったりする母親です。
三年下(光村図書出版)では、ご飯をつくるお母さんを次のように、えがいています。
いっぱいでひとりおかあさんは、いっぱいいるけれど、自分の母は一人だけ。
『みなさんのうちで、ごはんを作ってくださる人はどなたですか』みんな大きな声で一せいに『おかあさんです』と答えました。
また、同じ三年下の教科書に「るす番」という女の子の作文がのっています。
これは両親が、親戚の結婚式のために田舎に行き、姉妹二人で留守番する話です。
お母さん=家にいる、というのがやはり強いですね。